当ホームページでは文字を書く時に参考となるよう、筆写の「楷書」の字形を用いて筆順(書き順)を紹介しています。
しかし、書体によって字形が異なる場合があり、その違いが筆順(書き順)にも及ぶことがあります。特にこのページで示している「いとへん」が典型的な例です。
「常用漢字表」の「(付)字体についての解説」「第2 明朝体と筆写の楷書との関係について」「2 筆写の楷書では,いろいろな書き方があるもの」「(2)方向に関する例」に「いとへん」があります。
常用漢字表では,個々の漢字の字体(文字の骨組み)を,明朝体のうちの一種を例に用いて示した。このことは,これによって筆写の楷書における書き方の習慣を改めようとするものではない。字体としては同じであっても,明朝体の字形と筆写の楷書の字形との間には,いろいろな点で違いがある。それらは,印刷文字と手書き文字におけるそれぞれの習慣の相違に基づく表現の差と見るべきものである。
さらに,印刷文字と手書き文字におけるそれぞれの習慣の相違に基づく表現の差は,字体(文字の骨組み)の違いに及ぶ場合もある。
「採点基準」をご参照ください。
漢字は、筆画(点・横棒・縦棒など)を組み合わせて造られています。この筆画を組み合わせていく順序が「筆順(書き順)」です。
ここでは、日本において一般に通用している「筆順(書き順)」をアニメーションを使って紹介しています。